「ネットの人生相談って役にたつの?」

 

ネットでもラジオでも、なんでもいいけど、悩みを相談する人、それに答える人ってたくさんいますよね。そういうの好きな人がそれだけいるってことだと思うんだけど。
かくいう私も、悩んだりすると、関連するキーワードをネットで検索して、同じように悩んでいる人の書き込みを読んで、納得したり、安心したりしているから、気持ちはよくわかるんです。
でもいつも思うんだけど、あれって解決になっているんだろうか?

 

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  • 人生相談の例

ネット上の、たとえば Yahoo 知恵袋なんかを見ると確かに、もっともらしいことが書いてはあるんですよ。
たとえば、仕事を辞めたいという相談だと、


1。辞めればいいんじゃない。かわりはいくらでもいる。誰もこまらない。
 と突き放す者。


2 その気持ちわかります。私も同じことで悩んでいます。周囲は誰も理解してくれなくて……。
 といった同情をよせる者。


3 社会はそんなに甘いもんじゃない。もっと大変な境遇な人はたくさんいる。死ぬ気でやれば活路は見いだせるはず。
 といった叱咤激励する者。


というように、おおまかにこの3パターンがあると思うんです。
1はただたんに、茶化して面白がっているだけだから除外するとして。
2は同じ立場の人がいるんだ、と一時的に安心はするかもしれないけど、しょせんは傷を舐め合っているだけで、解決にはならないし。
3は最もらしいことを言っているようだけど、どこかで聞いたことのある教訓をそのまま繰り返しているだけで、なんの参考にもならないでしょう。
というかそもそも、本人に一度も会ったこともないのに、アドバイスをしたり、されたり、というのも不思議な話です。

同じ質問をするにしても、その人の性格とか立場とか、環境とかで、まったくかけるべき言葉って変わってくるものじゃないですか。それを知らないままでは何とも言えないと思うんですよね。

 

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  • ネット上における人生相談は不要

根本的な解決には何一つならないと思うんです。実際、そこでのべられているのは、もうずっと前からある、ありふれた教訓に過ぎないし。それこそ、巷にあふれている自己啓発本から引っ張ってきたフレーズだらけなのは、調べてみるまでもなくわかりきっていることだし。
つまり人生相談とは、かまってほしい、もしく叱ってほしい、といったマゾ気質の人と、もっともらしいことをいって、自己優越感にひたりたいという人とのやりとりで成り立っている、一種のプレイに過ぎないのではないでしょうか。

 

だからまったく意味がない。という結論で締めようと思っていたんだけど、この文章を書いているうちに、いや待てよ、と。違う見方もあるな、と。気づいてしまったんです。

 

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  • 文章を書くこと

そう。ポイントは、アドバイスをもらうことでなく、文章化して、ネット上、つまりひと目にさらす、というところにあるんじゃないか、と。

そもそもなぜ、悩んでいるのかといえば、ぐちゃぐちゃと考えすぎて、頭の中が混沌とした状態になっているからだと思うんです。
だからまずすべきことは、考えを整理して、何をどう悩んでいるのか形にしてみること。
それには他人に読まれることを前提とした文章として、書きあらわすというのは最適な方法だと思うわけです。
そうすれば、自分がどうしてこんな状態にあるのか、自己分析できるし、ひいてはおのずと対処法も見えてくるでしょう。
その時点でもう悩みの解決する糸口はつかんだも当然だと思うんです。
 

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  • 結論 

というわけで、ネット上の人生相談は意味がない。といった趣旨の文章を書くつもりが、結構意味があるものかもしれない、有効なものかもしれない、という結論に落ち着いてしまいました。
なんにしろ、文なり何なり、アウトプットして、客観的に物事を見つめ直す。という視点が大事だってことでしょうか。


以上ですっ!

 

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