ネット本買取サービス 「買取王子」

 日本、いや世界中どこへでも、車一台で移動して気ままに暮らしたい。というのが昔からの夢だった。
 とにかく身軽になりたいのだ。しかし、そうした生き方をするにはあまりに私は持ち物が多すぎる。
 というわけで、しばらく前から断捨離しようと物の処分につとめてきたのだが……。どうにもうまく進んでいかない。元来なまけもので、なおかつ飽きっぽいので、ちょっとやっては止めてしまうのだ。
 しかしここ数ヶ月コロナで長期におよぶ自粛期間を過ごすことになったのを機に、ひさしぶりに重い腰をあげてみることにした。

 でクローゼットなどから一通り、外に出してならべてみると、一番のネックは私の場合、やはり本だった。

 ※本の写真
 漫画、小説。この二種類がそのほとんどで、一時期は漫画家もしくは小説家を志していた私としは、これらは楽しむためという以上に、教科書でもあったので、そうおいそれと捨てるわけにはいかなかったのだ。
しかしさすがにそうした夢も遠くに過ぎ去り、ほとんどの本は読み返す気もないものばかりなので、処分することにした。
今回はネット買取で処分することにした。
 検索してみるといくつかおすすめの業者サイトが表示された。「買取王子」「ネットオフ」「リコマース」「Vaboo」などなど。で今回はなかでも評判がよさそうな「買取王子」にしてみた。

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 まずは会員登録。名前、住所、電話番号など個人情報をフォームにそって記入して会員になっておこう。(ちなみに会員にならずともゲスト扱いで買取は可能だ)

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 そして記入者が私本人であると証明するために、マイ・カード、運転免許証、保険証のいずれか身元を証明するものを写真に撮り、それを指定先にアップロードする。

 一見面倒そうだが、これらはやってみれば簡単で、スマフォのカメラを利用して撮影し、指定されたエリアにアップロードすればいいだけだ。

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 最後に自分の顔写真を同じくスマフォのカメラで自撮りし、同じ場所にアップロード。以上で完了である。
 翌日には確認完了のメールがとどき、あとは引き取り指定日を待てばいい。
*箱詰め写真
 次に先方に送る本を段ボールに詰めていく。買取王子はこの段ボールも希望すれば無料で支給してもらうことができるので大変に便利だ。私の場合は今回、ちょうどいい大きさの空き段ボールがあったので利用しなかった。
 指定日に佐賀急便から受け取りにきた配達員さんに玄関口で段ボール箱を渡すと、受け取りの証明書をくれる。契約が成立するまで保管しておこう。
*証明書写真
 これでおしまいだ。とくにサインをしたり、説明する必要もなかった。

 さて送ってから五日ほどたって査定完了のメールが届いた。買取金額は……74円! 五十冊近い本の買取金額がたったの74円。低すぎるっ! と思ったものの、まぁこんなものなのだろう。いかにも価値のなさそうなよごれた文庫本が主体だったのだから仕方ない。
 納得いかなければ、無料で返品してもらうこともできるが、もどってきても私の場合あれなので、了承の旨のメールを返答する。
 するとすぐにアマゾンのギフト・コードナンバーの記されたメールが送られてきた。買取により生じたお金は、銀行振込、アマゾンギフト換金と三つ用意されており、私はアマゾン換金を選択したのだ。

 というわけで買取金額こそ満足のいくものではなかったが、買取終了までの過程は実にスムーズで、問題になるところはなかった。よくできたシステムだ。利用する価値はあるだろう。