「株トレードは決して金儲けのためだけに、やるわけじゃない(多分……)」

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 株トレードをやっていると、それによってお金がどうこうっていうよりも、自身の性格というか、本性がわかって、なかなか興味深い。
 ここで絶対に買いを入れなきゃって、ポイントが、一日中、相場を監視していると、一度や二度、必ずおとずれる。もう絶対上がる、って瞬間がある。しかし、それがわかっているのに、入れない。
 それは過去に、同じような状況で買いを入れて、途端に大きく下がったっていう、痛い経験をしているからだけど。
 でも、その時はたまたま下がっただけであって。トータルに見れば、確率的にはほぼ、7:3くらいの割合で上がることはわかる。わかっている。トレーダーであるならば、そこですぐに買わなきゃいけない。けれど、できない。どうしても買い、のボタンが押せない。
 そんな時、ああ、私って優柔不断だな、と思うわけです。ここぞと言う時に、勝負に出れないなんて、それって男としてはだめだめじゃんみたいな。絶対に大物にはなれないタイプじゃん、みたいな。
 ともあれ、案の定、迷っているうちに、アレヨアレヨと、株価は上昇していき、こちらはもう指をくわえて、見ているしかない。
 そんな時につくづく、自分の小心さにあきれる。
 トレードしていると、本当に、そうした自分の性格が垣間見えることがあり、なかなか苦しい。自分の悪い点ばかりが明らかになっていく。
 運がない。ケチ。臆病。消極的。間が悪い。陰湿。などなど。あげていったらきりがない。やってみればわかるけど、これってなかなか辛い体験だ。
 けれど、見方を変えれば、自分の欠点を自覚する、いい機会だともいえる。自分をいい方向に変えたいのなら、なによりまず、己を知らなければならない。そうして初めて、それを克服することができる。
 そうした意味で、トレードは自己を客観、分析するには、最適な方法じゃないか、と思う。
 ま、あくまでも株式は遊び金程度の範囲で、挑むことをおすすめてしておきますが。